転職ではなく「転職活動」をすべき理由|製造業9年から未経験ITへ転職した私の体験談
「今の会社に不満はないけど、このままでいいのかな…」そう感じたことはありませんか?転職という言葉を聞くと、「今の仕事を辞めること」と結びつけてしまいがちです。でも、この記事でお伝えしたいのは「転職活動」と「転職」は別物だということ。転職活動には、実際に転職しなくても得られる価値が山ほどあります。
私は高校卒業後、製造業で9年間働きました。大手企業で安定していて、福利厚生もしっかりしていて、収入も平均並み。客観的に見れば「恵まれた環境」でした。それでも転職活動に踏み出して、今は本当に良かったと感じています。その理由と、転職活動で気づいたことをお伝えします。

製造業9年で気づいた「スキルの落とし穴」
大手製造業での9年間は、確かに充実していました。社内でのキャリアも積み上がり、仕事も安定していた。でも、ある日気づいてしまったのです。「私のスキルは、この会社の外では通用しないかもしれない」と。
製造業特有の社内システム、社内の慣習や暗黙のルール、その会社だから通用するやり方——。9年かけて積み上げてきたものの多くは、社内では確かに「レベルアップ」でした。でも、市場に出てみると全く別の話。長く勤めたことで得た収入は「在籍年数の報酬」であって、スキルの対価ではなかったのです。
ハローワークで知った「市場の現実」
転職を考え始めてハローワークへ足を運んだとき、担当者からはっきり言われました。「以前と同じ収入水準を目指すなら、営業職で成果を上げていくしかない」と。それが唯一の現実的な選択肢だというのです。
これは厳しい言葉でしたが、正直な話でした。同じような状況の方は、意外と多いのではないでしょうか。安定した職場に長くいるほど、外の世界の「自分の価値」が見えにくくなる。だからこそ、転職活動をして自分の市場価値を知ることが重要なのです。
私がITを選んだ理由|地方在住・マイホーム・家族がある現実
転職先を考えたとき、私には2つの選択肢がありました。
- 以前取得した電気工事士の資格を活かして手に職をつける
- 未経験からITの分野に飛び込む
最終的に選んだのはITでした。正直に言うと、最初のきっかけは「なんかかっこいいから!」でした(笑)。でも、本当の理由は別にあります。
私は地方在住で、マイホームがあり、子どもがいます。簡単に引っ越せない。都市部の求人に応募しにくい。でもITならリモートワークや副業を通じて、地方にいながら都市部の案件にアクセスできる可能性がある。子どもの教育費やマイホームのローンを抱えながら、将来的に自立できる収入を目指せる職種として、ITが最も合理的な選択でした。
内定をもらえた理由|資格と学習意欲が武器になった
転職活動中に、私は日商簿記の資格取得にも取り組みました。以前から電気工事士、食品製造の現場で取得した生産マイスターなどの資格もあった。これらが「勉強意欲がある・やる気がある20代」という評価につながり、ギリギリ20代の年齢でも内定をいただくことができました。
収入は前職より下がりました。でも、担当者の言葉が印象的でした。「あなたのように経験もスキルもない状態でこの条件は、正直言って良すぎるくらいです」と。それは嬉しい言葉であると同時に、資格や学習歴は確かに評価されるという現実を実感した瞬間でした。

IT転職の基礎知識|開発系とインフラ系の違い
ITの転職を考えるなら、まず大きく2つの分野があることを知っておきましょう。
| 分野 | 主な仕事 | 未経験からの難易度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 開発系(SE・プログラマー) | アプリ・システム開発 | ★★★★☆(やや難しい) | プログラミングスキルが必要。独学でも挑戦可能だが習得に時間がかかる |
| インフラ系(サーバー・ネットワーク) | サーバー構築・運用監視・ネットワーク管理 | ★★☆☆☆(比較的入りやすい) | 未経験でも採用されやすい。CCNAなどの資格があると有利 |
未経験からIT業界に飛び込むなら、まずインフラ系からスタートするのが現実的です。私もインフラ系でキャリアをスタートしました。運用監視などの夜勤があるポジションから始まることも多いですが、そこから経験を積んでステップアップしていくルートが確立されています。

転職活動をすべき3つの理由|転職しなくてもいい
ここが最も伝えたい核心です。転職活動は「転職するかどうか」とは関係なく、全員がやるべきことです。なぜなら、転職活動そのものに3つの大きなメリットがあるからです。
| 転職活動で得られること | 具体的な内容 | 転職しなくても役立つ理由 |
|---|---|---|
| ①自分の市場価値を知る | 書類選考・面接の通過率、提示された年収条件 | 「今の会社での自分の評価」が客観的にわかる |
| ②求められるスキル・資格がわかる | 求人票で「必須スキル」「歓迎スキル」を確認 | 今の職場にいながら次に取るべき資格・スキルが明確になる |
| ③実務経験の価値を知る | 「この経験は市場でどう評価されるか」がわかる | 今の仕事で何を積めばいいか、方向性が定まる |
転職活動は「情報収集」です。応募して、面接を受けて、オファーをもらう。その一連のプロセスが、どんな高価なキャリア相談よりも正確に「あなたの現在地」を教えてくれます。
転職活動は「一度で終わり」ではない
私は今もインフラ系エンジニアとして働いていますが、転職活動を止めるつもりはありません。なぜなら、転職活動は継続的なキャリア管理の手段だからです。
- インフラ系から開発系へステップアップするタイミングを探る
- 同じインフラでもより条件の良い会社への転職を検討する
- 転職オファーの内容をもとに現職で給与交渉を行う
- 常に市場の動向を把握して自分の価値を客観視し続ける
転職活動を習慣にすることで、「この会社しかない」という依存から抜け出せます。選択肢を持っている人間は強い。たとえ転職しなくても、「いつでも動ける」という感覚が、仕事への向き合い方も変えてくれます。
行動が早ければ早いほど、人生の選択肢が広がる
転職市場において、年齢は確かに影響します。20代と30代では、「未経験歓迎」の求人数も、評価のされ方も変わってきます。私がギリギリ20代でIT業界に飛び込めたのは、タイミングもあったと思っています。
でも、30代・40代だから遅いということではありません。大切なのは「行動を先送りにしない」こと。転職活動を始めることに、完璧なタイミングはありません。今日、求人サイトに登録してみる。それだけで始まります。
家計管理→収入UP→投資|豊かな生活への地図
このブログでは、豊かな生活を手に入れるための方法を発信しています。私が考える「豊かな生活への道筋」は、シンプルです。
| ステップ | やること | 目的 |
|---|---|---|
| ① 家計管理 | 支出を把握・削減する(保険・通信費・コンタクトなど) | 手元に残るお金を増やす |
| ② 収入を増やす | 転職・副業でスキルを収益化する | 入ってくるお金を増やす |
| ③ 投資する | インデックス投資(S&P500・全世界株など)で長期運用 | お金にも働いてもらう |
この3つが揃ったとき、インフレに負けない生活が見えてきます。旅行に行きたいとき行ける。欲しいものを買える。親や大切な人を助けられる。そんな生活は、「今のままでいい」と諦めた先には来ません。
まとめ|転職活動は、人生の現在地を知る最良の手段
- 転職活動は「転職すること」とは別物。情報収集として全員にメリットがある
- 自分の市場価値・必要なスキル・実務経験の価値が客観的にわかる
- 今の職場に残る場合でも、給与交渉・キャリア設計に活かせる
- 一度きりではなく、継続的に行うことで選択肢を持ち続けられる
- 行動は早いほど選択肢が広がる
私の話を長々と書きましたが、これは「私だからできた」という話ではありません。製造業9年、何も特別なスキルがなかった私が、転職活動を通じて自分の市場価値を知り、新しいキャリアの一歩を踏み出せた。あなたにもできます。
今のままでいいと諦める前に、まず一歩。転職サイトに登録して、求人票を眺めてみてください。それだけで、見えてくる景色が変わります。

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