れおなるど・ゆう
地震保険は補償が薄い?メリット・デメリットを踏まえたうえで加入を検討しましょう!
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はじめに|「地震大国ニッポン」で考えるべき保険

日本は世界有数の地震大国。
「いつ大地震が来てもおかしくない」と言われる国で暮らしている以上、地震保険に入るべきか?不要なのか?というテーマは多くの人の関心事です。
しかし実際には、地震保険は万全な補償制度ではないため、「思ったより役に立たない」という声も少なくありません。
地震保険の基本
🔹 加入の仕組み

- 火災保険に付帯する形でしか加入できない
- 建物と家財が対象
- 補償額は火災保険の30~50%まで
🔹 補償の4区分

地震による損害は以下の4段階に分けられます。
- 全損:保険金額の100%
- 大半損:保険金額の60%
- 小半損:保険金額の30%
- 一部損:保険金額の5%
れおなるど・ゆう
ポイントは「一部損」未満だと補償はゼロ。
つまり、壁にヒビが入った程度では全く保険金が出ないのです。
地震保険のメリット

- 地震・津波による損害は火災保険ではカバーされない → 地震保険でしか守れない
- 地震直後の生活資金を得られる可能性
- 国の制度で全社共通の補償内容 → 倒産リスクがない
地震保険のデメリット

- 補償額が建物の時価よりも低い
- 一部損ではほとんど役に立たないケースもある
- 保険料が高額(地域や建物構造で異なるが年間数万円)
- 長期契約ができない(最長5年)
賃貸住まいの場合は不要?

賃貸で暮らす場合、建物の修繕は大家や管理会社の責任になります。
入居者自身は家財道具が壊れたときだけが対象。
れおなるど・ゆう
つまり、極端にいえば 賃貸に住む人は「建物の地震保険」は不要。
最悪の場合は引っ越せば済む話だからです。
ただし、家具・家電の買い直しが難しい人は「家財保険(地震特約付き)」を検討する価値ありです。
実際の口コミ

地震保険に関するリアルな声を紹介します。
✅ 良い口コミ
- 「全壊認定され、数百万円の保険金がすぐに振り込まれた。生活の立て直しに助かった」
- 「大きな地震で家具が壊れたけど、家財保険である程度補填できた」
❌ 悪い口コミ
- 「壁にヒビや瓦の破損では一銭もおりなかった」
- 「保険料の割に補償が少なくて損した気分」
- 「一部損の5%では引っ越し費用にもならない」
まとめ|地震保険は「万能」ではない
地震保険は「家を完全に守る保険」ではなく「当座の生活資金を得る保険」です。
- 持ち家の人:大規模損壊リスクに備える意味で検討の余地あり
- 賃貸の人:建物は不要、家財だけで十分なケースが多い
- 全員共通:過信せず、自助(貯金・備蓄)との組み合わせが重要
れおなるど・ゆう
あなたが「守りたいものは家か?家財か?それとも生活資金か?」を考えて選ぶことが、地震保険の正しい向き合い方です。