宝くじに夢を見るあなたへ──その確率、知っていますか?
私はたまにスクラッチくじを遊び感覚で1枚買ったり、年末ジャンボを10枚買ったりしていました。
「もし当たったら世界一周して、投資をして、大学や習い事に挑戦して…」
そんな夢を思い描きながら…。
ですが最近、衝撃の事実を知りました。
宝くじは購入と同時に、半分は国に“税金”として取られているのです。
しかも、頭のいい人たちは宝くじのことをこう呼びます。
「宝くじは国家が愚か者に課した税金」
正直、私は知らなかった。
こんな、こんな…私は愚か者だったのかもしれません。
宝くじが当たる確率|数字で見る“夢の薄さ”
- 年末ジャンボ1等(7億円)が当たる確率:1 / 10,000,000(1,000万分の1)
- 交通事故で死ぬ確率(生涯):約1 / 10,000
- 雷に打たれる確率(年):約1 / 1,000,000
つまり、雷に打たれるよりも当たりにくいのが宝くじの現実なのです。
宝くじの収益の使い道とは?
宝くじの収益は以下のように使われています:
用途 | 割合・内容 |
---|---|
地方自治体への交付金 | 約40%(公共事業、教育、福祉) |
販売経費・手数料 | 約14% |
宝くじ当選金 | 約46%(つまり半分以下) |
つまり、あなたが支払った100円のうち、実際に当選者に支払われるのは約46円。
残りの半分以上は、国や自治体、販売元の収益となっているのです。
なぜ「愚か者の税金」と呼ばれるのか?
ノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラーなど多くの行動経済学者は、次のように警鐘を鳴らします:
「人は確率の小ささを無視し、夢の大きさに引き寄せられる。」
つまり、数学的には損でしかない宝くじでも、人は「一攫千金の夢」に弱いのです。
『黄金の羽根の拾い方』著者の指摘|宝くじより「運のよい制度設計」を
橘玲さんの著書『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』では、こう書かれています。
「宝くじは、数式で結果が見えている“期待値がマイナス”のギャンブル」
期待値とは「1回あたりの見込み利益」のこと。
宝くじの期待値は約45〜46円/100円。つまり、買うたびに半分は損するのです。
それよりも、橘さんは「制度の中にある“黄金の羽根”(=合理的で優遇された選択)」を拾うことが、人生の格差を決める鍵だと語ります。
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宝くじより自己投資・インデックス投資が勝る科学的理由
投資先 | 平均利回り | 例 |
---|---|---|
宝くじ | マイナス50%(期待値) | 運任せ |
全世界株式インデックス | 約年5〜7% | 長期的な成長期待あり |
自己投資(スキルアップ) | 年10%以上も | 転職・副業で収入UPに直結 |
自己投資や資産運用は、科学的・統計的に「再現性」がある方法です。
宝くじは一時の夢。知識への投資は一生の武器になります。
夢を見るなら、知った上で“戦略的に”買おう
私は宝くじを買うということは否定をしません。
でも、それは「夢の代金」だと理解して買う。
- 「当たらない」と知って買うのか
- 「当たるかも」と思い込んで買うのか
この違いは、あなたの未来の資産形成や人生設計に大きな影響を与えるはずです。
まとめ|あなたは、どちらの人生を選びますか?
- 宝くじ:期待値マイナス、再現性ゼロ、夢だけ
- 投資・自己投資:期待値プラス、再現性あり、成長の実感あり
「夢を買う」こと自体を否定するつもりはありません。
でも、お金持ちになりたいなら“仕組み”を味方にすべきなのです。
ほいたらねっ👋