平凡な私でも、日商簿記三級に合格できた方法を静悦ながら教えます。
はじめに|なぜ簿記に挑戦しようと思ったのか
私は今年、人生の大きな転機を迎えました。 「自分の力で収入を得るスキルを身につけなければならない」――そんな思いから、まずはお金の基本を学ぶことにしました。 その一歩として選んだのが、簿記とFPの資格取得です。
ちょうど2月に日商簿記3級の試験があり、「この試験に合格して幸先の良い一年をスタートしよう!」と意気込んでいました。
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第1回目の挑戦|結果は不合格…でも得られた“気づき”があった
🔸 1ヶ月間の集中学習
私は、簿記3級の勉強をYouTubeの「ふくしままさゆきさん」の講座で始めました。 1ヶ月間みっちり学習し、全動画を3周以上視聴。 特に仕訳の理解には自信があり、基礎の部分は「もうバッチリだ!」と思っていました。
「内容は理解できているから、きっと大丈夫」
…そう思い込んでいたのです。
🔸 致命的だった“演習不足”
ところが、試験の1週間前まで、私は動画講座しかやっていませんでした。 この時点で、過去問題を1回も解いたことがなかったのです。
初めて解いた過去問では、解くのに2時間かかってしまいました。 点数は80点ほど取れていたので理解度は問題なかったのですが、試験本番は60分。
焦りを感じて、ようやく本番形式での練習を開始しました。
🔸 毎日3回の過去問演習
そこからは、毎日過去問を3回ほど解き続けました。 試験前日にはやっと、60分以内で解き終える感覚をつかむことができるようになりました。
ただし、時間配分への不安は最後まで残りました。
気づいたこと|簿記には“国語力”が必要だった
実際に過去問を解く中で、強く感じたのがこれです:
簿記には「国語力」が必要。
問題文を読んで、
- この取引は仕訳に含まれるのか?
- 文中の情報は“実際に処理すべき項目”なのか?
こういった文章読解力と判断力が問われる場面が多く、「会計の知識」だけでは対応しきれないことに気づいたのです。
試験当日の失敗|焦りと判断ミスが命取りに…
当日、私は自信を持って試験に臨みました。
「仕訳は完璧!あとは落ち着いてやれば70点はいける」
しかし…
- 問2(文章問題)を後回しにし、先に精算表に着手
- 精算表は「金額が合えば安心」と思い、慎重に時間をかけてしまう
- 後回しにした問2で、文章理解に手間取り、焦ってパニック
- 時間が足りず、問2が不十分なまま終了
「金額が合えば大丈夫」という安心感を優先したのが、最大の判断ミスでした。
結果と気づき|落ちてよかったと思える理由
試験後、「70点くらい取れてるかも…」という淡い期待もありましたが、結果は不合格。
もちろん悔しかったですが、振り返って思うのは、
ポジティブに考えると「今回は落ちてよかった」ということです。
なぜなら、急いで覚えたことはすぐに忘れる。 本当の理解や定着には、「復習」が必要でした。
この失敗があったからこそ、私は決意しました。
✅ もう一度、本質的に学び直そう
- 「ただ合格する」ではなく、実生活や仕事で活かす力を身につけたい
- 知識だけでなく、“時間内に解く力”や“読み解く力”も磨いていきたい
- 6月の試験で、今度こそ合格する!
この「失敗と気づき」が、私にとっては人生にとって大きな学びでした。
第2回目の挑戦|平凡な私が合格するまでにやったこと
2回目の試験では、無事合格することができました!
6月の試験で必ず合格するために、私は以下のことを実践しました:
✅ YouTube講座を再度見る(さらに2周)
- 特に苦手な部分は繰り返し視聴
- 通勤中や仕事の合間にも“聞き流し学習”で理解を深めた
✅ 過去問題集を繰り返し解く(2周以上)
- 毎日過去問を解き、60分以内で解く力をつける
- 問題形式や出題傾向に慣れる
✅ 勉強の姿勢を変えた
- 合格が目的ではなく「実務や家計管理で活かす学び」にシフト
私は、勉強が得意ではありません。 高校時代も80人中後ろから5番目くらいの成績で、「自分は勉強できない人間だ」と思い込んでいました。
でも、やる気を持ってきちんと学べば合格できるということを証明できました。
これから学ぶ人へ|私からのアドバイス
- 頭のいい人なら1ヶ月で合格できます。
- でも私のような平凡な人間でも、やる気を持ってきちんと学べば必ず合格できます。
🔸 おすすめの学習法:
- ふくしままさゆきさんのYouTube講座を3〜5周
- 過去問集を2周以上解く
🔸 お金をかけてもよいなら:
- クレアールなどのオンライン講座もおすすめです。
- 先生に教わる方が「合格後も活かせる力」が身につきます。
学習時間の目安
学習者タイプ | 必要時間 | 備考 |
---|---|---|
完全初心者 | 100〜120時間 | 簿記の用語から学習が必要な場合 |
商業高校卒業等 | 60〜80時間 | 基礎知識ありの人向け |
実務経験あり | 40〜60時間 | 経理などの経験がある場合 |
例:1日1〜2時間の学習ペース
学習ペース | 合格までの期間 |
2時間 × 週5日(10h/週) | 約2ヶ月 |
1時間 × 毎日(7h/週) | 約3ヶ月 |
スキマ時間中心(5h/週) | 約4〜5ヶ月 |
おわりに|合格はゴールではなくスタート
簿記3級に合格することは、「経済的な自立」や「お金の仕組みを理解するための第一歩」です。
これから挑戦する方に伝えたいのは、
「平凡な私でも、合格できたのだから、あなたは必ず合格できる!」
ということです。
次はFP3級に挑戦し、来年は日商簿記2級に挑戦し、さらにお金の知識を深めたいと思っています。皆さんもぜひ、私と共に学び成長しましょう!
ほいたらねっ👋