1. はじめに:若い頃にお金を貯めることの落とし穴
「お金を貯めてから楽しもう」「老後のために節約しよう」
そんな言葉がよく聞かれますが、本当にそれで人生は豊かになるのでしょうか?
ビル・パーキンス著の『DIE WITH ZERO』では、
「お金を貯めるのではなく、若い頃にこそ経験にお金を使うべきだ」と説かれています。
なぜなら、お金と時間を最大限に活かすためのカギはタイミングにあるからです。
つまり、「元気な体でできる経験」は若い時にしかできないということです。
今回は、私自身の経験も交えながら、
「若い頃にお金を貯めるな!」というメッセージを深掘りしていきます。
2. なぜ若い頃にお金を貯めるべきではないのか?
健康なくして富に価値なし
貯金をすることはもちろん大切ですが、
若い頃にしかできない経験を逃してまで貯金することが本当に正解でしょうか?
例えば:
- 登山:体力がある若い頃にこそ、険しい山々に挑戦できる
- 海外旅行:異文化の刺激や冒険心を持てるのは若い頃だからこそ
- アクティビティ:スカイダイビングやサーフィンなど、体力が必要な活動
ビル・パーキンスは『DIE WITH ZERO』でこう語っています。
「時間とお金という限りある資源を いつ、何に使うか という決断で人生の充実度が決まる。」
出典:
- ビル・パーキンス著『DIE WITH ZERO』
- スティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』
3. 私の経験:若い頃の浪費は本当に無駄だったのか?
私はこれまでの人生で貯金よりも遊びや経験にお金を使ってきました。
友達や恋人とドライブに出かけたり、美味しいご飯を食べたり、旅行に行ったり。
その結果、今振り返ると
「もっと貯金しておけばよかったな」と思う瞬間も確かにありました。
特に今、簿記やFPを学んでいる最中で、「もっと早く積立NISAをしていれば…」と感じることもあります。
しかし、『DIE WITH ZERO』の言葉に触れて考えが変わりました。
「若い頃にしかできないことを経験できたからこそ、今の自分がある」
例えば、最近仲の良い友達と3人で焼肉に行きました。
みんな結婚し、子どももできて、自由に時間を使える時期が終わりつつある中、話題になったのは過去の楽しかった思い出話でした。
- 「あの時、あの場所に行ったよね」
- 「あの経験が本当に楽しかった」
思い出を語り合うことで、過去にお金を使って得た経験が、今の幸せに繋がっていると実感しました。
4. お金を貯めるだけでなく、経験に使う理由
1. 元気な体で経験できる時間は限られている
例えば、60歳で行く海外旅行と25歳で行く海外旅行は全く違います。
体力がある若い時期には、現地でアクティビティに参加したり、長時間歩き回ったりと行動範囲が広がるからです。
2. 経験は人生の資産になる
物質的なものは時が経てば劣化しますが、経験は一生の財産です。
例えば:
- 初めて行った海外旅行の思い出
- 大好きなアーティストのライブで感じた感動
- 若い時に無謀だと思ったチャレンジ
これらの思い出は年を重ねても語り続けられる財産です。
5. 私が今取り組んでいること:お金と時間のバランスを見直す
私は現在、これまでの経験を踏まえて**「時間とお金のバランス」を見直しています**。
- 簿記やFPの資格取得を目指しながら、将来の収入源を確保
- ブログや副業で収入を得つつ、経験をコンテンツに変えて発信
- 家族との時間も大切にしつつ、将来の旅行資金を貯める
若い頃に経験を積んできたからこそ、今の自分には「経験を収入源にする」という選択肢が見えています。
これからも、時間とお金の使い方を工夫しながら「その時にしかできないこと」にお金を投資していきたいと考えています。
6. まとめ:若い頃にお金を貯めるな。健康と時間を活かす生き方を選ぼう
お金を貯めることは大切ですが、それ以上に「若い時にしかできない経験」にお金を使うことが重要です。
『DIE WITH ZERO』のビル・パーキンスが言うように、
時間とお金の使い方を間違えれば、せっかくの人生が無駄になってしまう。
若い頃にお金を貯めるのではなく、その時にしかできない経験を積むことで、人生はより豊かで充実したものになるのです。
これからも私は、時間とお金のバランスを見直しつつ人生の経験値を増やしていきたいと考えています。
皆さんも「今しかできないこと」にお金を使ってみませんか?
出典:
- ビル・パーキンス著『DIE WITH ZERO』
- スティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』
- ナポレオン・ヒル著『思考は現実化する』
- デール・カーネギー著『人を動かす』