こんにちは、れおなるど・ゆうです。
今回は、私が「第二種電気工事士」の資格に挑戦した体験を綴ります。製造業で働きながら、どうしてこの資格に興味を持ったのか、どのように勉強を進めたのか、そして実際に得られたスキルや心の変化についてお伝えします。これから成長したい、自信を持ちたいと感じている方の参考になれば幸いです。
なぜ電気工事士の資格に挑戦しようと思ったのか?
私は食品製造の現場で長年働いていました。もちろん、仕事を覚えることは大切で、真剣に取り組んできました。しかし、次第にこんな気持ちが芽生え始めました。
「この仕事は、正直誰でも時間が経てばできるようになるんじゃないか?」
つまり、極端に言えば自分でなくても成り立つ仕事なのではないか?と感じてしまったのです。そんな中、工場では頻繁に機械トラブルが起こり、それを専門の保全担当が直していく姿を目にしていました。
「自分も機械に強くなりたい」
「誰にでもできることだけじゃなく、もっと価値のあるスキルを身につけたい」
そう思った私は、電気工事士という資格に興味を持ちました。
自分を変える第一歩としての資格取得
「電気工事士」の資格を調べていくうちに、これは自分の成長のための第一歩になるかもしれないと感じました。単に仕事の幅を広げるためだけでなく、資格取得を通じて「やればできる」という自信をつけたかったのです。
とはいえ、勉強の習慣もなく、基礎もほぼゼロの状態。最初は勉強のやり方すらわかりませんでした。でも、焦らず過去問を繰り返したり、実技の練習を重ねたりすることで、少しずつ理解が深まっていきました。
第二種電気工事士とは?どんな資格?
「第二種電気工事士」は、主に住宅や小規模な建物の電気工事ができる国家資格です。以下に試験内容を詳しく解説します。
筆記試験(マークシート方式)
主な出題範囲:
- 電気の基礎理論(オームの法則、電力・電力量など)
- 電線・器具・配線図に関する知識
- 電気工事に関する法令(内線規程、技術基準)
- 実際の配線図を読み取る問題も出題される
合格基準:
- 50問中30問以上正解(60%以上)
技能試験(実技)
筆記試験に合格した人だけが受験可能です。
内容:
- 事前に公表された13課題のうち1つが出題
- 電線を切断し、スイッチやコンセントなどを40分以内で正しく接続
ポイント:
- 欠陥が1つでもあると不合格
- ミスが許されないため、何度も練習することが重要
試験の実施時期と難易度
- 年2回(上期:5月~7月頃、下期:10月~12月頃)
- 合格率:筆記約60%、技能約70%
この資格でできること・できないこと
できること:
- 一般家庭や店舗の電気工事(600V以下)
- コンセント・スイッチ・照明器具の設置や交換
- 屋内配線の新設や改修
- 分電盤の設置(容量制限あり)
- エアコンや太陽光発電システムの配線工事 など
できないこと:
- 高圧(600V超)の電気工事
- ビルや工場など大規模施設の電気工事
- 電力会社の設備に関する工事
- 個人での請負業務(電気工事業登録が必要)
勉強方法のポイントと体験談
私の勉強法は以下のようなものでした。
- 筆記は過去問中心。解説付きのテキストを活用
- 知識がなくても、繰り返すことで徐々に理解が深まる
- 技能試験は実際に手を動かして練習
- 不器用な私でも、繰り返すことでミスを減らせるように
最初は知識ゼロからの挑戦で、正直かなり不安でした。でも「やればできる」と実感できたことで、少しずつ自己肯定感も育まれていきました。
まとめ:成長するって、こういうことかもしれない
「誰でもできる仕事から抜け出したい」
そう思って始めた資格勉強でしたが、ただの知識習得ではなく、自分の人生に対する考え方や姿勢を見直すきっかけになりました。資格を取ったから急にすべてが変わるわけではありませんが、「やればできる」と思えた経験は、これからの人生にとって確かな財産です。
もし今、あなたが「何者かになりたい」と感じているなら、何か一つでも行動を起こしてみてください。資格取得もその一つの手段です。そして、私の体験が少しでもその背中を押せるものであれば幸いです。
あなたも挑戦してみませんか?
第二種電気工事士は、家庭のDIYを超えた実用的な知識と技術が得られる国家資格です。将来の選択肢を広げたい方、スキルアップして自信を持ちたい方には、非常にオススメです。
ご質問や、これから挑戦したい資格があればコメントで教えてください。一緒に成長していきましょう!