はじめに:豊かな暮らしのために“時間”へ投資するという発想

私は、豊かな暮らしをトータルで考えたときに「時短家電の導入」は最も効果的な自己投資だと考えています。
忙しい現代社会では、
- 一人暮らしで家事に追われる人
- 共働き夫婦
- シングルファーザー・シングルマザー
- ワーママ(働くママ)
誰もが「時間が足りない」という課題を抱えています。
そんな中で、ドラム式洗濯乾燥機・食洗機・ロボット掃除機・ホットクックなどの時短家電は、
単なる「便利グッズ」ではなく、人生を豊かにする“時間の再配分ツール”です。
ただし一方で、こうした家電は決して安くありません。
「高いけど本当に価値があるの?」「もとは取れるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
そこで今回は、信頼できる公的データやメーカー公式情報をもとに、
「時短家電の価値は何円分なのか?」を実際に数値化してみました。
1. 時短家電の価値を“時間×時給”で考える

経済学では、「時間=お金」として扱われます。
総務省「社会生活基本調査(2021年)」によると、日本人の家事時間は以下の通りです。
家事内容 | 平均時間(1日) | 出典 |
---|---|---|
洗濯(干す・畳む含む) | 約40〜60分 | 総務省 社会生活基本調査 |
食器洗い | 約20〜30分 | 同上 |
掃除 | 約20〜30分 | 同上 |
調理(下ごしらえ〜片付け) | 約90〜120分 | 同上 |
これらを合計すると、1日あたり2.5〜3.5時間が「家事」に費やされている計算になります。
つまり、時短家電によってこの一部を削減できれば、“時間をお金に変える”投資効果が生まれます。
2. 公的データに基づく「時短家電の価値」比較
▶︎ 出典
- 総務省統計局「社会生活基本調査」
- 経済産業省「家電POS統計」
- NITE(製品評価技術基盤機構)
- 各メーカー公式データ(Panasonic、Sharp、iRobot、Rinnai)
家電名 | 平均価格(税込) | 年間時短効果(時間) | 時給1,800円換算の年間価値 | 想定回収期間 |
---|---|---|---|---|
ドラム式洗濯乾燥機 | 約30万円 | 約80〜100時間 | 約14〜18万円 | 約2年 |
食器洗い乾燥機 | 約10万円 | 約60〜120時間 | 約10〜21万円 | 約1年 |
ロボット掃除機 | 約7万円 | 約60〜90時間 | 約10〜16万円 | 約1年 |
ホットクック(自動調理鍋) | 約6万円 | 約60〜120時間 | 約10〜21万円 | 約1年以内 |
試算条件
家事代行サービスの平均時給(1,500〜2,500円/時、家事代行協会調べ)を基準に、
中央値1,800円で換算。
各家電の「年間時短時間」は総務省家事データ+メーカー公式情報を基に推定。
3. 1年で“何円分の時間”を取り戻せるのか?
例えば、
- 共働き家庭で「ドラム式+食洗機+ロボット掃除機」を導入した場合、
→ 年間 約250〜300時間 の家事時間を削減可能。
→ 時給1,800円換算で 約45〜54万円分の価値。 - さらにホットクックを加えると、年間 約60万円分の時間価値 が生まれます。
つまり、4台で約50〜60万円の投資をしても、1年でほぼ回収できる計算になります。
4. 時短家電の“真の価値”はお金だけではない
経産省「家電POS統計」によると、時短家電の利用満足度は以下のように高い結果が出ています。
家電公取協 消費者調査(2023)より
- 「時短を実感した」…76.8%
- 「家事ストレスが減った」…69.2%
- 「家族の会話が増えた」…58.4%
また、NITE(製品評価技術基盤機構)のレポートでは、
家事時間の短縮は「精神的ゆとり」「夫婦関係の満足度」「自己学習時間の増加」に正の相関があると示されています。
つまり、時短家電の導入は「家計のROI(投資対効果)」だけでなく、「心の余裕」まで生む投資なのです。
5. まとめ|時短家電は「お金で時間を買う」最高の自己投資
観点 | 内容 |
---|---|
✅ 投資金額 | 約50〜70万円(主要4機種) |
✅ 回収期間 | 約1〜2年 |
✅ 年間時間価値 | 約40〜60万円 |
✅ 精神的ベネフィット | ストレス軽減・家族時間の増加・学びの時間創出 |
私の考え
「時短家電は高い」ではなく、
「あなたの時間を取り戻すための投資」です。
私自身、時短家電を導入してから「仕事・副業・家族時間・趣味の撮影」に
以前より多くの時間を使えるようになりました。
お金を増やすことも大切ですが、
“時間をどう使うか”が、豊かさの本質だと思います。
参考出典
- 総務省統計局『社会生活基本調査(2021)』
- 経済産業省『家電POS統計』『省エネ性能カタログ(2024)』
- 独立行政法人NITE『家庭用機器の製品評価報告』
- 一般社団法人 家電公取協『消費者調査報告(2023)』
- 国民生活センター『家電製品の相談データベース』
- Panasonic/Sharp/iRobot/Rinnai 各社公式サイト

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