新婚旅行4日目、ついに大本命の【モン・サン・ミシェル】へ行ってきました!
パリからの長時間移動を経て辿り着いたその光景は、まるでおとぎ話の世界。感動と発見に満ちた1日を、できるだけ詳しくご紹介します。
モン・サン・ミシェルへはツアーバスで快適移動!
この日は朝から、ツアー会社が用意してくれた大型バスでパリを出発。
移動時間は約4時間半〜5時間と長めですが、バスの座席も広々としていて快適。パリ市街を抜けると、広大な草原が広がり、フランスならではの田園風景が続きます。
サービスエリアで日本の漫画に出会う!?
途中のサービスエリアでは、なんと日本の漫画「NARUTO」や「ONE PIECE」などが並んでおり、思わぬ形で日本文化に触れることができました。
海外でもこんなに人気があるんだなと実感。ちょっとした休憩も旅の思い出になりますね。
フランス流のおおらかな働き方
運転手さんは現地の方2名で交代制。1人は運転しない時間にスマホゲームや電話などをしてリラックスモード。
最初はびっくりしましたが、これも文化の違い。責任を果たしつつ、自由に働く姿勢は少し羨ましくもありました。
ランチは名物「ふわふわオムレツ」!
お昼は、モン・サン・ミシェル名物の「ふわふわオムレツ」をいただきました。
一般的なオムレツと違い、スフレのように軽くて空気をたっぷり含んだフワフワ食感!
味付けはシンプルに塩とバターだけ。だからこそ、卵本来の風味が際立ちます。これはぜひ現地で味わってほしい一品です。
いよいよモン・サン・ミシェルへ到着!
見えてきたモン・サン・ミシェルの姿に感動!
海に浮かぶようにそびえ立つ姿は、まさに幻想的。まるで中世にタイムスリップしたかのような世界観が広がっています。
ただ、残念ながら一部工事中で大きな看板が目に入り、少しだけ興醒め。でもその荘厳な姿は、そんなことも忘れさせてくれるほどでした。
モン・サン・ミシェルの歴史を簡単に解説!
モン・サン・ミシェルはただの観光名所ではありません。
千年以上の歴史を持つ、祈りと戦いの島なのです。
■ 起源:大天使ミカエルの啓示から始まった聖地(708年)
アヴランシュ司教オベールが「この岩山に聖堂を建てよ」という天使ミカエルの啓示を受け、小さな礼拝堂を建立。これがモン・サン・ミシェルの始まり。
■ 発展:ベネディクト会による修道院設立(10世紀)
修道院が設立されると、モン・サン・ミシェルは巡礼地として発展。
11〜12世紀にはロマネスク様式の大修道院が建設され、「天国に一番近い場所」として多くの巡礼者を集めるようになります。
■ 防衛:百年戦争で難攻不落の城(14〜15世紀)
イギリス軍に攻められるも、一度も落城せず。
モン・サン・ミシェルはフランス軍の誇りとして名を刻みました。
■ 荒廃と再生:監獄から世界遺産へ(18世紀〜)
フランス革命後、修道院は閉鎖され、政治犯の監獄として利用。
1874年に保護され、1979年にはユネスコ世界遺産に登録。
2015年には「潮の満ち引きが復活する橋」が完成し、再び海に浮かぶ神秘の修道院として人気を集めています。
実際に中に入ってみた感想
修道院の中に足を踏み入れると、厳かで静寂な空間。
石造りの天井や細い階段、差し込む光の美しさが印象的でした。まさに「祈りの場」という雰囲気。
展望台から見下ろす海と周辺の景色も圧巻。干潮時と満潮時で姿を変えるため、日帰りだけでなく近くに宿泊して一日中楽しむのもアリだと思います。
まとめ|モン・サン・ミシェルは一生に一度は訪れたい場所!
今回の新婚旅行で訪れたモン・サン・ミシェルは、予想を遥かに超える感動がありました。
歴史の重みと幻想的な景観、そして静かで厳かな空気感。どれを取っても「特別な体験」と言える場所です。
時間が許せば、ぜひ1泊して朝・昼・夜の表情を楽しんでください。きっと心に残る旅になりますよ。