『アート・オブ・スペンディング・マネー』を読んで、最も心に残ったのは
お金の使い方は「選ぶ力」ではなく「捨てる力」で決まるという考え方でした。
私たちはつい「何を買うか」「何を手に入れるか」に意識が向きがちです。
しかし本当に人生の満足度を左右するのは、何を買わないかを決める力だと、この本は教えてくれます。
なぜ「買わない選択」が重要なのか

自分に合わないものを切り捨てるスキル
自分に合わないものを持ち続けている限り、
- 時間は奪われ
- お金は減り
- 判断は鈍っていきます
この状態では、どれだけ新しいことに挑戦しても、うまくいきません。
まず必要なのは、合わないものを素早く切り捨てるスキルです。
新しい挑戦そのものが価値になる
新しいことへの挑戦は、成功するかどうか以上に、
挑戦したという事実そのものが価値になります。
何かを「足す」前に、不要なものを「減らす」。
それが、新しい一歩を踏み出すための前提条件だと感じました。
あなたの車は本当に必要ですか?

SUVでなければダメですか?
車は生活必需品になる場合もあります。
ただし、ここで問われているのは「持つか・持たないか」ではありません。
- SUVである必要はありますか?
- 軽自動車や中古車ではダメでしょうか?
「必要」と「欲しい」を混同していないか。
この問いを持つだけで、お金の使い方は大きく変わります。
目的に合った選択をしているか
車は移動のための道具です。
目的を満たすなら、過剰なスペックは不要かもしれません。
「周りがそうしているから」ではなく、
自分の人生に本当に必要かどうかで判断することが大切だと感じました。
その服は「無人島でも着ますか?」

周りの目のために買っていないか
服も同じです。
- 誰かにどう見られるかを基準に選んでいないか
- 本当に自分が必要だと思っているか
ここで投げかけられる問いが、
「その服、無人島でも着ますか?」という視点です。
本質的な必要性を見極める
少し極端な問いですが、本質を突いています。
他人の評価を前提にした消費は、満足が長続きしません。
本当に必要なものは、
環境が変わっても価値が変わらないものだと気づかされました。
物よりも「新しい経験」にお金を使う

必要のないものを買うより、経験を選ぶ
この本で一貫して語られているのは、
- 不要な物を買うより
- 新しい経験に挑戦するほうが、人生は豊かになる
という考え方です。
具体的な「経験」の例
- 登山に挑戦する
- サイクリングをする
- 旅行をする
- 映画を見る
- 本を読む
そして大切なのは、
興味のない本は途中でやめていいという考え方。
時間は有限で、読み続けること自体が目的ではないからです。
なぜ子どもの頃の時間は長く感じたのか

夏休みが長かった理由
小学生の頃の夏休みは、とても長く感じました。
一方で、大人になると10年ですら一瞬です。
時間の体感は「新しさ」で決まる
その理由は明確です。
- 子どもの頃:毎日が新しい挑戦
- 大人になってから:同じことの繰り返し
時間の長さは、経験の新しさで決まる。
これは非常に納得感のある考えでした。
大人になってからこそ、新しい挑戦を大切にする

年齢は関係ない
大人になってからでも、
- 行ったことのない場所へ行く
- やったことのないことをやってみる
- 読んだことのないジャンルに触れる
こうした経験は、人生の密度を確実に高めてくれます。
時間は何よりも貴重な資産
時間を浪費するような消費は、
後から取り戻すことができません。
だからこそ、
- 買わない選択
- やめる決断
- 切り替える勇気
これらが、人生を前に進める力になると感じました。
まとめ|「買わない勇気」が人生を豊かにする
『アート・オブ・スペンディング・マネー』を読んで得た最大の学びは、
- 何を買うかより、何を買わないか
- 何を持つかより、何を経験するか
という視点でした。
不要なものを手放すことで、
新しい経験に挑戦する余白が生まれる。
買わない勇気こそが、人生を豊かにする第一歩。
そう強く感じさせてくれる一冊でした。

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