私たちの人生において、「健康」「時間」「お金」はどれもかけがえのない資源です。しかし、それぞれが揃っていても、正しい「タイミング」で使わなければ、その価値は大きく損なわれてしまいます。
この気づきを与えてくれたのが、ビル・パーキンス著『DIE WITH ZERO』という一冊でした。
Contents
若いうちにしかできない体験がある
『DIE WITH ZERO』ではこう語られています。
「時間と金を最大限に活かすためのカギは『タイミング』にある。人生の充実度を高めるのは、その時々に相応しい経験なのだ。」
これは、私のこれまでの人生とも重なります。友達と遊び、恋人と出かけ、働いたお金で自由に使える時間を楽しんできました。正直、貯金や投資をもっとしておけば…と後悔しそうになることもあります。でも、あの頃にしかできなかった体験が、今の私を作ってくれていると感じています。
科学的にみても「健康=最高の資産」
多くの研究でも、「健康であること」は人生の充実度に直結していることが分かっています。
健康と幸福度の相関
米国医学研究所(National Academy of Medicine)や世界保健機関(WHO)は、身体的な健康だけでなく「行動的・社会的健康」が幸福感に強く結びつくとしています。
- 健康な人は、旅行やスポーツ、挑戦などにより多く関与でき、心理的報酬が高い。
- 年齢が高くなるほど、新しい体験から得られる感動や学びの質は下がる傾向にある(心理学者エリクソンのライフサイクル理論)。
「今」できることの重要性
ハーバード大学の研究(Harvard Study of Adult Development)でも、「良い人間関係」や「若い時の豊かな経験」は、人生後半の幸福度を高める重要な要素であることが明らかになっています。
自分の人生にしかない正解がある
私はかつて、「今を楽しむ」ことを最優先にしてきました。週末が来るたびにワクワクして、友人と遠出し、焼肉に行き、何気ない時間を大切に過ごしてきました。
先日、仲の良い友人たちと「結婚」という節目を迎えた記念に、久しぶりに3人で焼肉に行きました。
その時にふと、「あの頃、全力で楽しんで本当によかったな」と感じたんです。年齢を重ね、家庭を持ち、自由な時間が減っても、あのときの経験が今の幸福を作ってくれているのだと思えました。
これからの目標 ― 学び、稼ぎ、家族と経験を広げる
今の私は、もう一歩先の未来に向かって挑戦しています。
- 簿記やFPの資格を取得して、知識を身につけること
- ブログや副業を通じて、複数の収入源を得ること
- そして将来、家族と一緒に世界中を旅すること
そのために、一度落ちた簿記にも再挑戦します!今までの経験も、これからの挑戦も、すべてが自分の人生の糧になっていると信じています。
まとめ ―「今できること」を今やるという生き方
お金は後からでも貯められる。でも、若さや健康、そして「今」という時間は戻ってきません。
「いつ、何にお金と時間を使うか」は、人生を豊かにする決断です。
だから私は、これからも「今しかできないこと」に挑戦していきたい。あなたにも、そんな一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
参考文献
- ビル・パーキンス『DIE WITH ZERO』
- National Geographic Society: Time and Happiness
- Harvard Study of Adult Development
- WHO 健康と幸福の関係性レポート(World Health Organization, 2022)