ネガティブな妄想に振り回されないために
― 自分を否定するより「認める」という考え方 ―
私たちは日常の中で、気づかないうちに多くのネガティブな妄想をしてしまいます。
- 「あの人は自分のことをどう思っているだろう」
- 「失敗したらどうしよう」
- 「また同じことを言われたら嫌だな」
そんな想像を繰り返していると、まだ起きていない出来事に対して、すでに疲れてしまいます。
しかし、あるとき私は気づきました。
ネガティブな妄想を続けるより、「今できること」を考える方がずっと楽だということに。
「自信を持とう」とするより大切なこと
よく自己啓発ではこう言われます。
- 自分はできる
- 自分は大丈夫
- 自信を持とう
もちろん大切な言葉です。
しかし、私にはこれが少し苦しい時期がありました。
なぜなら、心の中ではこう思っていたからです。
- 自分は人より優れていない
- 緊張しやすい
- うまく話せない
そんな自分に「自信を持て」と言い聞かせるほど、逆に苦しくなることもあります。
そこで気づいたのが、自信を作るよりも、自分を認めることの大切さでした。
例えばこう考えるのです。
- 自分は緊張する
- 人より優れていない部分もある
- でも、それも自分
緊張を「悪いこと」と捉えるのではなく、
緊張しながら取り組めばいい。
そう思えるようになると、不思議と心が軽くなります。
ネガティブな情報から距離を置く
私は普段、意識していることがあります。
それは
- ニュースを見すぎない
- 人を悪く言わない
ということです。
以前は気づかないうちに、
- 会社での愚痴
- 人の悪口
- 社会ニュースへの怒り
こういった会話をしていました。
もちろん完全にゼロにはできません。
今でも言ってしまうことはあります。
ただ、最近は少し意識を変えています。
例えばこんな言葉です。
「そういう考え方もあるよね」
そして、自分をしんどくさせるネガティブなニュースをあまり取り入れないようにしています。
他人にイライラしている自分に気づいた瞬間
しかし、ある日ふと気づいたことがありました。
職場には、運転中にとても口が悪くなる人がいます。
- 「おい!割り込むなや!」
- 「何がしたいんぞ!」
- 「くそが!」
車を運転すると、急に人格が変わったように怒る人っていますよね。
また、毎朝ニュースを見て
- 不倫
- 政治
- 事件
こういったニュースに腹を立ててくる人もいます。
私はその様子を見て思っていました。
「そんなに気にしなかったらいいのに」
「ニュース見なければいいのに」
そして、ふと気づいたのです。
あれ?
私はその人にイライラしている?
つまり、
相手を批判している自分がいる。
それは、相手と同じことをしているのではないか。
そう感じました。
判断することが自分を苦しめる
そこで大切だと思ったのが
「判断していることに気づく」
ということです。
人は無意識に判断しています。
- あの人は嫌だ
- あの人は苦労する
- あの人は性格が悪い
しかし、相手を判断し続けることは、実は
自分の心を消耗させる行為でもあります。
だからまずは、
「今、自分は判断しているな」と気づくこと。
それだけでも心は少し落ち着きます。
思い出してイライラすることの正体
ふと過去の出来事を思い出してイライラすることがあります。
しかし、それは実は
- 過去に過ぎない
- 記憶に過ぎない
- 妄想に過ぎない
- 幻に過ぎない
今この瞬間には存在していない出来事です。
それなのに、私たちは頭の中で何度も再生してしまう。
だからこそ、まずは気づくことが大切です。
感情に「気づく」トレーニング
例えばこんな風に。
- 今、私はイライラしている
- 今、私は緊張している
と気づくことです。
そして自分に言います。
「落ち着こう」
「気にしても仕方がない」
それだけでも感情は少し落ち着きます。
簡単な心のリセット方法(瞑想)
おすすめなのが、簡単な呼吸のトレーニングです。
やり方はとてもシンプルです。
1分ほどでできます。
- 目を軽く閉じる
- 呼吸をゆっくりする
- お腹の膨らみを感じる
- 指先の感覚に意識を向ける
余計な考えを無理に消そうとする必要はありません。
ただ、
呼吸と体の感覚に意識を向ける
それだけです。
これは少し難しいですが、意外と頭がスッキリします。
完璧な人間になる必要はない
人は誰でも
- ネガティブになる
- イライラする
- 愚痴を言う
そんな瞬間があります。
大切なのは、
それに気づけるかどうか。
そして、
そんな自分も認めてあげること。
最後に
ネガティブな妄想をしてしまうとき、こう問いかけてみてください。
「今できることは何だろう?」
そして、もう一つ大切なこと。
自分を無理に変えようとするより、まず認めること。
- 緊張する自分
- 完璧ではない自分
- 時々イライラしてしまう自分
それも全部、自分です。
そのままの自分で、少しずつ前に進めばいい。
この考え方を教えてくれた本
このような考え方を学ぶきっかけになったのが、
反応しない練習
という本です。
著者の 草薙龍瞬 さんは、仏教の視点から
- 感情に振り回されない考え方
- 判断を手放す思考
- 心を落ち着かせる方法
をわかりやすく解説しています。
特に印象的だったのは、
「まず気づくこと」
という考え方です。
- 今、自分は怒っている
- 今、自分は判断している
- 今、自分は不安になっている
ただそれに気づくだけで、心は少しずつ落ち着いていく。
もし、
- イライラしてしまう
- ネガティブな妄想が止まらない
- 人の言葉に振り回されてしまう
そんなときは、この本の考え方がきっと役に立つと思います。
私自身も、まだ完璧ではありません。
それでも、この考え方を知ってから
少しだけ心が楽になりました。
そして今日も、
ネガティブな妄想ではなく
「今できること」に目を向けて生きていこう
そう思っています。
