Windowsの基礎

あなたのPCセットアップで役立つDIRコマンドとは Shift+F10の黒い画面で「今どこにいるか」を知る方法


はじめに|DIRは“最初に覚えておきたい”コマンド

WindowsのPCセットアップやトラブル対応中、
Shift+F10 を押すと、突然「黒い画面(コマンドプロンプト)」が表示されます。

このとき、最初に役立つコマンドのひとつが DIR です。

派手な操作はできませんが、
DIRを理解しているかどうかで、次に進めるかどうかが大きく変わります。


PCセットアップ中、手順を忘れて止まってしまった話

PCの初期設定(OOBE)中、
Shift+F10でコマンドプロンプトを開いたところまでは順調でした。

しかし、

「あれ……このあと何を入力するんだっけ?」

cd oobe から先の手順を、完全に忘れてしまったのです。

これは、実際の現場でもよくある状況です。


先輩が教えてくれた一言

困っている私を見て、先輩が言いました。

「とりあえず DIR を打ってみたら?」
「今あるファイル一覧が見れるよ」

言われた通りに、

DIR

と入力すると、画面にはファイルやフォルダの一覧が表示されました。


「なるほど」と腑に落ちた瞬間

一覧の中に oobe フォルダ が見えた瞬間、

「あ、今ここにいるんだ」
「答えはもう画面に出ている」

と理解できました。

DIRは答えを直接教えてくれるコマンドではありません。
しかし、考えるための材料を与えてくれるコマンドです。


DIRコマンドとは何か(正しい定義)

DIRは Directory(ディレクトリ) の略で、

現在のディレクトリ、または指定したディレクトリ内に存在する
ファイル・フォルダの一覧を表示するコマンド

です。


DIRで表示される情報

DIRを実行すると、次のような情報が表示されます。

  • ファイル名・フォルダ名
  • 更新日時
  • ファイルサイズ

これはあくまで一覧表示であり、

👉 「使えるコマンド一覧」を表示しているわけではありません。


なぜ「コマンド一覧」と誤解されやすいのか

Windows 10 / 11 の初期設定(OOBE)中に
Shift+F10で開くコマンドプロンプトは、多くの場合、

C:\Windows\System32

から始まります。

System32 には、

  • diskpart.exe
  • ipconfig.exe
  • net.exe

など、Windowsの主要な実行ファイルが多数存在します。

そのため DIR を実行すると、

「実行できそうな名前が大量に並ぶ」

結果として、

「DIRで使えるコマンド一覧が分かる」

と誤解されやすくなるのです。


正しい理解|DIRは“判断しない”

重要なポイントはここです。

DIRは、

  • 実行可能かどうか
  • 管理者権限が必要か
  • 実行すると何が起こるか

これらを一切判断していません。

DIRはただ、

👉 「そこに何が存在しているか」を表示しているだけ

のコマンドです。


DIRで分かること・分からないこと

DIRで分かること

  • 今いるフォルダの場所
  • 存在するファイル・フォルダ
  • .exe などの実行ファイルが見えるかどうか

DIRでは分からないこと

  • システム全体の使用可能コマンド一覧
  • PATHが通っているかどうか
  • 管理者権限の要否
  • 実行時の影響や結果

DIRが本当に役立つ場面

DIRが力を発揮するのは、次のような場面です。

  • 手順を忘れてしまったとき
  • 今どこにいるか分からなくなったとき
  • 次に進むヒントが欲しいとき

DIRは、

👉 「現在地を確認するための地図」

として使うのが正解です。


DIRと一緒に覚えたい基本コマンド

cd(ディレクトリ移動)

cd oobe

HELP(内部コマンド一覧)

HELP

コマンド名 /?

DISKPART /?

先輩の背中から学んだこと

「やっぱり先輩は、経験が多い分、知識も多いな」

そう感じました。

でも同時に、

「この知識も、分からない場面を一つずつ越えてきた結果なんだ」

とも思いました。


まとめ|DIRは“考える力”を支えるコマンド

  • DIRはファイル・フォルダ一覧を見るためのコマンド
  • コマンド一覧を表示するものではない
  • OOBE中の状況把握に非常に有効
  • 「今どこにいるか」を知るための道具

DIRは、暗記するためのコマンドではありません。
考える力を支える、最初の一歩です。

PCセットアップやトラブル対応の場面で、
まずDIRを打てる人は、落ち着いて次の一手を考えられます。

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