こんにちは、れおなるど・ゆうです。
今回は、私自身の体験や考えをもとに、「保険って本当に必要なのか?」というテーマで深掘りしていきたいと思います。
特に「子供保険」に対する家庭内のリアルな議論や、両学長(リベ大)の視点を参考にしながら、保険の本質を見極める考え方をお伝えします。
結論:保険は「生活が破綻するリスク」にだけ備えればOK
保険は「もしもの時に安心のために入るもの」と言われますが、私はこう考えます。
保険とは「生活が破綻するような大きな損失」にだけ備えるためのもの。
つまり、自分で払える範囲のリスクにまで保険をかける必要はないということです。
保険=ギャンブル?「得しよう」と考えるのは間違い
保険を考えるとき、ふとこんなふうに感じたことはありませんか?
「なんだかパチンコみたい…」
実はこれ、あながち間違いではありません。
保険は、得する人がいれば損する人もいる「ゼロサムゲーム」。そして、損をする人が多いからこそ保険会社が成り立っているのです。
だからこそ、
「保険で得をしよう」と考えるのは危険。
保険はあくまで「もしもの時に払えない金額に備える」リスク管理ツールなのです。
本当に必要な保険はこの3つだけ!
両学長(リベ大)も強く主張していますが、必要最小限の保険は以下の3つだけです。
保険の種類 | 理由 |
---|---|
火災保険 | 家が燃えたら人生が崩壊するリスクがあるから |
自動車保険(対人・対物無制限) | 交通事故で相手に数千万円〜億単位の損害を与える可能性があるから |
生命保険(大黒柱がいる家庭) | 万一の際、遺された家族の生活が破綻する可能性があるから |
一方で、医療保険・がん保険・子供保険などは、「自分で払えるレベルの出費」に備える保険であり、費用対効果が低いケースが多いのです。
我が家の実話:「子供保険は必要か?」で妻と議論に
我が家でも「子供保険」に入るかどうかで、妻と意見が分かれました。
- 妻の意見:「子供はよく怪我をする。保険に入っていればお金がたくさん下りる。」
- 私の意見:「骨折したって、公的保険がある。大きな支出にはならない。」
この議論から見えてきたのは、「保険で得をしよう」とする妻の思考でした。
でも、これは保険の本質とはズレています。
実際に子供が骨折したらいくらかかるのか?
では、仮に子供が骨折してしまった場合の実際の費用を見てみましょう。
現在の日本では、「小児医療費助成制度」があり、ほとんどの自治体で以下のような内容になっています。
項目 | 自己負担額(実例) |
---|---|
診察料・レントゲン代 | 0〜500円(自治体によって異なる) |
ギプス処置など | 診療費に含まれる場合が多い |
入院費(2〜3日) | 医療費0円、食事代+差額ベッド代(1,000〜3,000円/日) |
雑費(パジャマ代・テレビ代等) | 2,000〜5,000円程度 |
通院交通費など | 実費(保険対象外) |
合計しても、実質の負担額は5,000〜1万円以内に収まるケースが大半です。
保険の代わりに「投資」するという選択
たとえば、月1,000円の子供保険に20年間入った場合の保険料はこうなります。
- 月1,000円 → 年間12,000円
- 20年で24万円の支出
この24万円を、年利5%のインデックス投資に回した場合、約40万円になります(複利計算)。
✅ 一度の骨折による自己負担:最大でも1万円
✅ 保険20年分:24万円
✅ 投資による増加分:約16万円
保険に入らず、投資に回すというのは、金銭的にも合理的な選択肢と言えます。
「安心だから入る」は要注意。保険は冷静に選ぶべき
「保険は安心のために入る」という考えもよくあります。
たしかに気持ちはわかります。でも、それでは無駄な保険ばかりが増え、家計を圧迫する固定費になります。
保険は安心料ではありません。冷静な損得勘定で選ぶ金融商品です。
✔ 不安だからではなく、破綻するリスクがあるかどうかで選ぶ
✔ 自分でカバーできるものは保険に頼らない
この考え方こそが、保険選びの本質です。
実際に保険で得をする人は何割?
1. 「得をする」とは何か?
ここで言う「得をする」とは、以下のように定義されます。
- 支払った保険料総額よりも、受け取った保険金が多い人
- 例:10年間で12万円払って、怪我・病気で15万円受け取った人 → 得
2. 子供保険の収支構造から推測
日本の保険会社の経常収支は以下の構造です:
保険項目 | 支出に対する比率 |
---|---|
保険金・給付金(顧客に支払う) | 約60〜70%(損害率) |
保険会社の利益・人件費など | 約30〜40% |
つまり、全体の7〜8割の加入者は、支払った保険料以上の給付を受け取っていないことがわかります。
3. 医療保険の給付実績からみた割合(参考データ)
生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」(2021年)などによると、
- 医療保険に加入していて実際に保険金請求を行った人は全体の約15〜20%程度
- その中でも「得をした(支払額以上の保険金)」とされる人は、ごく一部(推定5〜10%以下)
4. 子供保険に限った考察
子供の入院や手術は重篤で長期化する確率が非常に低いため、支払い保険金も少額。
そのため、得をする人はせいぜい5〜10%程度だと推測されます(しかも「運が悪い人」でもあります…)。
結論:子供保険で得をする人は、せいぜい1割未満
- 子供保険の性質上、本当に得をする人は全体の5〜10%程度
- 残りの90%以上の人は「損」して終わっている可能性が高い
- しかも「得をした人」は、子供が怪我や病気で苦しんだ人でもある…
保険で実際に得する人はごくわずか。
実際に子供保険で得をする人は、全体のわずか5〜10%程度だと推定されます。
ほとんどの人は、保険料を支払って終わり。仮に保険金を受け取れたとしても、それは**「子供が怪我や病気で苦しんだ証拠」**です。だからこそ、「保険で得をしよう」という発想はリスク管理としても、倫理的にもおすすめできません。
まとめ|「保険で得をする」は幻想。今こそ見直しを
最後にもう一度、この記事のポイントをまとめます。
- 保険は「生活が破綻するリスク」にだけ備える
- 保険で得をしようという発想は、保険の本質からズレている
- 本当に必要な保険は火災保険・自動車保険・生命保険だけ
- 医療費や子供の怪我は、公的制度でかなりカバーされている
- 保険料を投資に回すことで、将来の自衛力を高められる
最後に
あなたが今入っている保険、本当に必要でしょうか?
それは「安心」のためではなく、「破綻の回避」に必要ですか?
一度、家族と一緒に見直してみてください。
そして、削減できた固定費を未来の自分や家族のための投資に回してみませんか?
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