第二種電気工事士の資格に挑戦
第二種電気工事士の資格に挑戦することにしました。
食品製造の仕事をしている時の事ですが、この仕事では仕事を覚えることは当たり前で、正直誰でも遅かれ早かれ出来るようになる仕事です。悪い言い方をすれば自分のしている仕事は誰でも良いんじゃないかと感じるほどです。
そんな中、工場で目に見えている課題が機械トラブルでした。数ヶ月の間に数ある機械のどれかが上手く動作しなくなり、治してもまたどこか悪くなるという感じでした。そこで機械の修理やメンテナンスに強くなりたい、誰でも出来る仕事だけではなく成長したいと思い、また他の業界でも活躍できるよううになる為の、自信の強みになるようにと思い資格を取得しました。
脱平凡を実践する為の第一歩として、自分もやれば出来るんだと少し自信になりました。自信のスキルアップの為に必要な資格は人それぞれで、必要のない資格の為に時間を使うことももったいないと思うで以下の情報を参考に興味があれば挑戦してみてください。
余談ですが、しっかり理解することは難しい内容ですが、過去問を繰り返すことで暗記する事ができます。ただし意味のあるものにする為には内容も理解できるよう頑張りましょう。
1. 筆記試験(マークシート方式)
試験範囲
- 電気に関する基礎理論
- オームの法則
- 電力・電力量
- 電流・電圧・抵抗の計算
- 配線・機器・材料の知識
- 屋内配線の種類
- 電線の種類と特性(VVF、IV線など)
- 電気機器(ブレーカー、スイッチ、コンセント等)
- 電気工事の施工方法
- 配線図の読み方
- 接続方法(リングスリーブ、差し込みコネクタ等)
- 電気工事の法令
- 電気設備技術基準
- 内線規程
- 配線図問題
- 照明回路やコンセントの結線図
合格基準
- 50問中30問以上正解(60%以上)で合格
2. 技能試験(実技)
筆記試験合格者が受験できます。
試験内容
- 事前に公表された13問の課題から1問が出題される
- 支給された電線や器具を使い、40分以内に正しく施工する
主な作業
- 電線の切断・皮むき
- 圧着端子やリングスリーブによる結線
- 配線図どおりの回路作成(スイッチ・コンセント・ランプの配線)
合格基準
- 欠陥が1つでもあると不合格(ミスが許されない)
- 施工時間40分以内に完成させる必要あり
試験の実施時期
- 上期試験(5月~7月頃)
- 下期試験(10月~12月頃)
※試験は年2回実施
試験の難易度
- 筆記試験は電気の基礎知識があれば対策しやすい(合格率約60%)
- 技能試験はミスが許されないため練習必須(合格率約70%)
合格を目指すなら、筆記試験の過去問演習と技能試験の実技練習が重要です!
第二種電気工事士の資格でできること
できること
- 一般住宅や小規模な店舗・事務所の電気工事
- コンセントやスイッチの取り付け・交換
- 照明器具の設置・交換
- 配線工事(屋内配線の新設・改修)
- 分電盤の設置・交換(容量の大きなものは制限あり)
- 電圧600V以下で受電する設備の工事
- 一般家庭や小規模店舗、事務所などの電気配線
- エアコンの電源工事(専用回路の設置)
- 太陽光発電システム(家庭用)の配線工事
- インターホンや防犯カメラの電気配線
できないこと
- 600Vを超える高圧・特別高圧の電気工事
- 大規模な工場やビル、商業施設などの電気工事
- 電力会社の送電設備や変電設備の工事
- 第三者への電気工事の請負(個人で開業するには「電気工事業の登録」が必要)
まとめ
第二種電気工事士は、主に住宅や小規模施設の電気工事ができる資格です。DIYレベルではできないコンセント増設や配線工事ができるようになるため、電気工事を仕事にしたい人や、自宅の設備を安全に改修したい人にとって有益な資格です。

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