新婚旅行もいよいよ最終日。この日はパリから少し足を伸ばして、世界遺産にも登録されているヴェルサイユ宮殿を訪れました。
豪華絢爛な宮殿、美しい庭園、歴史の重み……。そのすべてが非日常で、まるでタイムスリップしたかのような1日でした。そして、ちょっとしたハプニングも。この記事では、そんな1日を詳細にレポートします!
パリからヴェルサイユ宮殿へ|まさかの罰金事件!?
この日私たちは、パリ市内からRER C線でヴェルサイユへ移動しました。所要時間は約40分、片道4.45ユーロ。
しかし!
ここでまさかのトラブルが発生…。
私たちは、パリ市内の交通機関で使えるNavigo Easyカードで乗車してしまいました。カード自体は便利なのですが、ゾーン制限があるためヴェルサイユまでは使えません。
到着後、改札で警察に呼び止められ、事情を説明するも罰金50ユーロ(約8,000円)を支払うことに…。
「え、そんなつもりじゃ…!」と思っても、ルールはルール。
お土産エリアでは「あの罰金でこれが買えたのに〜!」と笑いながら話しましたが、今では良い思い出です。
みなさんはぜひ、ヴェルサイユに行くときは正しいチケットを事前に購入してくださいね!
ヴェルサイユ宮殿とは?|フランス絶対王政の象徴
ヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)は、フランス王ルイ14世(太陽王)が築き上げた壮大な宮殿で、パリの西約20kmに位置しています。
現在はユネスコ世界遺産に登録されており、毎年世界中から多くの観光客が訪れるフランスで最も有名な観光地のひとつです。
チケット情報(2025年現在)
種類 | 価格 |
---|---|
宮殿&庭園チケット | €19.5 |
1日パス(宮殿+トリアノン+王妃の村) | €28.5 |
庭園のみ | 無料の日もあり |
学生・18歳未満(EU圏) | 無料 |
ヴェルサイユ宮殿の歴史をざっくり解説!
- 1623年:ルイ13世が狩猟用の館を建設
- 1661年:ルイ14世が大規模拡張をスタート
- 1682年:ヴェルサイユが政治の中心となる
- 1789年:フランス革命で王族が宮殿を離れる
- 1837年:歴史博物館として公開される
豪華な生活と国民の貧困が対比され、フランス革命の火種ともなったこの場所。その歴史を肌で感じることができます。
ヴェルサイユ宮殿の見どころベスト6!
① 鏡の間(Galerie des Glaces)
長さ73mの大回廊。片側に鏡、もう一方に窓が並び、自然光とシャンデリアが幻想的な空間を作ります。
1919年のヴェルサイユ条約が調印された場所としても有名。
② 王の寝室(Chambre du Roi)
ルイ14世のベッドルーム。彼の一日はここから始まり、ここで終わりました。まさに王の儀式の中心。
③ 王妃の寝室(Chambre de la Reine)
マリー・アントワネットも使った部屋。革命の夜、民衆から逃げた秘密の扉が今も残されています。
④ フランス式庭園(Les Jardins de Versailles)
約800ヘクタールの広大な敷地には、幾何学的に配置された噴水や花壇が。
春~秋には噴水ショーも開催され、まさに王の庭園!
⑤ トリアノン宮殿&王妃の村(Hameau de la Reine)
- 大トリアノン:ルイ14世の避暑地
- 小トリアノン:マリー・アントワネットの私的空間
- 王妃の村:農村風の別荘で、彼女が“田舎暮らしごっこ”を楽しんだ場所。
⑥ 戦争の間|日本の兜に出会う!
ここにはなんと日本の兜が展示されています!
17世紀、タイ(旧シャム)の使節がルイ14世に贈った日本製の兜。フランスとアジアの交流の証として、今も飾られています。
異国の地で見る日本の遺産に感動しました。
最後に|旅のトラブルも含めて宝物に
罰金というアクシデントもありましたが、それも含めて思い出深い1日となりました。
広大な庭園を歩き、歴史の重みを感じ、美しい建築に魅了された時間。
「また来たい」と思える、そんな場所でした。
そして、どんな日でも笑って楽しめる相手がそばにいることが何よりの幸せだと実感しました。
これからも私たちらしい「平凡だけど豊かな日常」を積み重ねていきたいと思います。
